ここがどこであっても 風が孕んだ荒れ地だろ

 日曜は一昨年の冬以来のコミケでした。ただコミケの高揚感とは程遠い、事前にチェックしたものを買いに行く、まるでスーパーで卵買うのと変わらないような感じでした。唯一買えなかったのは大槍葦人だけで、それだって買えなくて悔しいと思わなかったからなぁ。店で買えると考えて買うものを絞ると楽しくないな、とは思いますが、昼過ぎには足が痛くて会場を見て回る状態ではなかったという事実。

 こういう状態になったのは、直前に体調を崩していた影響もあると思います。カタログをチェックするとかいう話ではなかったし。もっともそれ以上に自分自身の変化が大きかったです。昔ほど作品を楽しんだり、これから出る作品を楽しみに思えなくなってきた、というネガティブな変化ですが。

 そういう心理状態が今年の春ぐらいから続いているのですが、オタク趣味だけならまだしも、他の趣味(音楽・読書・観劇)にもそれが出ていて、精神的にキツい。楽しみがないのが辛い。この状態がこのままずっと続くのか、と思うと怖いものがあります。

 ただ、たとえ何かに盛り上がっていたとしても、結局一人という事態には変わりがなさそうで、仲間がいないお祭りはここまで味気ないか、ということを痛感したコミケではありました。以前は一人で行って適当に買い物をするのが普通だったのに、他の人と盛り上がるのを体験してしまうと昔に戻るのが難しいなぁ、と思うのですが、いかんせん今の状態になったのは自分でいろいろとぶち壊したためで自業自得。

 
 先の事は分からないけど(オタク趣味から完全に足を洗う可能性だって否定できないし)前に進むしかないか、と後ろ向きなんだか前向きなんだか分かったものじゃないな。