私の高校時代の友人に水樹奈々のファンがいるのですが、彼から縦読みすると「みずきなな」になるふざけたメールが来たので、「ファンだったら出演作くらい分かるよな」と返したら『テイルズ オブ シンフォニア』のコレットと『七人のナナ』のナナと返ってきて、ものすごく負けた気分でいっぱい。なんでそんなチョイスなのか分からないのだが、水樹奈々のファンならこの答は当然なのだろうか……。

 エロゲー。『スズノネセブン!』をプレイ中。なんでそれに走ったのかと聞かれたので、スタンダードなエロゲーをやりたかったから、という理由を今考えた。つまり秋葉原に行ったときのノリでそうなったというだけで、もしかしたら今頃『カンパネラ』をやっていたかもしれない。『俺つば』は興味はあるけど、『それ散る』が合わなかったので手を出しにくい。で、『スズノネセブン!』ですが、大して期待してなかった(失礼)せいもあるのか、すごく楽しい。もう顔をにやけながらプレイすればいいじゃないか、小難しいことなど考えず。予想外にすみれが可愛いです。あと、まきいずみの声を聞くとニヤニヤが止まらなくなるのは生理現象。

 観劇。シェイクスピア『リチャード三世』を観る。初めてシェイクスピアの舞台を観ましたが、台詞の長さに笑いそうになった。どいつもこいつもボキャブラリーが豊富すぎる。あと作品はリチャード三世以外のキャラがほとんど立ってないので(例外はマーガレットくらいな気がする)、リチャード三世を上手く演じないとどうにもならない気が。で、今回の舞台は演出がうるさすぎたかなぁという印象。もっとシンプルにしても良かったのではと思う。あと戯曲も読んだけど、どうしてあっさりとリチャードに転ぶのか(戯曲を読んでも)さっぱり分からない。アンはもう少し粘ると思ったのだがなぁ。思わず「マッハ墜ち」という言葉が脳裏をよぎる、そんなエロゲ脳。ただ岩波文庫版の『リチャード三世』を読んだのですが、新潮文庫版の方が解題が詳しそうなのでそちらを読むべきだったかなぁ。

 エロゲーと演劇というとカラフルピュアガールの元長連載でありましたが、正直テキストのリアルタイム性とかカメラの不在と言われてもよく分からん。自分の中では「いくら舞台で馬が必要だからって、実際の馬を舞台に上げたりしないでしょ」というのがエロゲーとの共通点(いくら歩いてるシーンだからって、立ち絵を上下に動かしたりしないでしょ、てかそんなに嫌いかその演出>自分)。まぁリアリズム演劇というのが主流だったときは実際に馬を出したらしいけど。それをゲーテが批判したと大学の授業で学んだが、どうも記憶が当てにならない。