マイマイ新子と千年の魔法探検隊3(昼食まで)

 『マイマイ新子と千年の魔法』探検隊3に参加しました。内容が濃いかどうかはともかく長いので、昼食を境に2回に分けてます。今回は昼食前編。説明に抜けがあったり、間違っている箇所があると思いますので、指摘してくれると助かったり。
 で、当日の話。まず9時にルルサス防府に集合。天気は雨ですが、歩けないほどの大雨ではなかったです。参加者は男性が多かったのですが、女性の方もいらっしゃいました。女性の方は地元の方たちで、歩いていると防府弁で会話していました。あと子供連れの方もちらほらと。スタッフの方の説明と監督挨拶があり、集合写真を撮ってから出発。まずは防府駅


 
 作中ではまだ三田尻駅ですね。写真に写ってない住友信託銀行は作品当時は住友銀行だったそうです。またその隣の空き地は旅館だったそうですが、今はもうないとのこと。なお写真左が監督、右にいらっしゃるのが防府市文化財郷土資料館館長の吉瀬さん(違ってたらすみません)。

 それからアーケードへ。山口銀行の建物は作品で出てきました。横断歩道を渡ったところにあるお寿司屋も当時からあるとの事。巻き寿司がおいしいらしいです。

  
 
 そしてアーケードの中を通って天神前の商店街へ。そこで果物屋のおばあさんに「これは何なの?」と声をかけられる。そりゃ50人近い人間がぞろぞろ歩いていたら不思議に思うわな。「『マイマイ新子と千年の魔法』という映画の舞台訪問をしているんですよ」と返したら、「あ、そうなの」と言ってから嬉しそうに「この前の道あるでしょ。ここは昔真ん中が川でね、あそこにマンホールがあるでしょ。あれはその名残なのよ」という内容の話になったのでした。「私は78年ここに住んでいるから」ということでこのまま話を聞いていても面白そうだったのですが、気がつくと皆さん先に行っているではないか!「このままじゃはぐれちゃうよ」と背中を押されて、何とか追いつく。

 で、次の写真。


 
 新開地のモデル。新開地は港のほうですが、絵として使ったのはここ。ここをまっすぐ行くとバー・カリフォルニアが!(ありません)。ちなみに商店街をまっすぐ行くと防府天満宮なのですが、作中では「天神さま行こう」というセリフしか出てきません。関係者の方はガッカリしたそうです。監督曰く「最初は金魚は天満宮で買うはずだったのですが、話が変わったので出てこなくなっちゃった」とか。

 らんかん橋から川沿いに歩いて松崎小学校。

 
 
 校舎は木造ではありませんが、校門は当時のまま。というわけで、新子ちゃんが通った通学路を歩くわけです。この辺りから水路について語りだす方が出てきたり、先ほど書いた女性陣は昔の学校がどうだったかという話をしたりして、なんというかブラタモリ的な事になっていたのです。

 

 次。


 
 ただの木、ではなくハンモックを吊るした木のモデルがこちら。よく見ると、ハンモックが吊るしてある!


 
 これも千年前の魔法、ではなく、スタッフの方が事前に作ったもの。これには監督も「防府マイマイ新子化している」と驚いていました。

 この木の近くにあるのが佐波神社。

 新子と貴伊子がグリコをしていたところです。むかし国司の仕事は赴任した土地の神社を全て回ることでしたが、全て回るのは大変だということで一つにまとめたのがこの神社。階段から下を見るとシゲルたちがダムを作った桑畑、がありませんでした。桑畑は秩父の風景だそうです。

 この辺で晴れる。出発時は雨だったのにね。

 そこから休憩を挟んで国衙址へ。テントが張ってあったので「ここで昼食だったっけ」と思ったら、「ドカン」の実演でした。爆弾あられ。かなり音が大きいです。本当に耳をふさがないと物を落としますね。ただ、3回もやったのは作っていた人たちのテンションのせいではないかと思います。できたものはたらいに入れます。


 
 出来立てはうまかったです。サクサクしてる。

 少し歩いたところで説明。写真の奥から手前へ行くと新子たちが通った松崎小学校へ、右から左に行く道は新子が貴伊子の手を引いて走った道です。国衙バス停留所へ続いています。

 

 そして停留所前にあった商店のモデルが以下の写真。そのまんまだ。

 道路を渡ったところに黒い水門が。

 
 
 これも映画の中に出てきます。ここまで描いてあると「監督、やりすぎです!」と言いたくなってしまいますが、そこまで書くことでリアリティが出てくるのかもしれません。しかし、水門を写真に収めている集団は傍から見るとおかしいのだろうなぁ。

 このまま歩いて国衙会館で昼食。会館前に田んぼみたいなところがあったのですが、そこは発掘現場で監督がロケハンしていたときには発掘作業をしていたとの事です。写真ですか?撮り忘れました……。

 というわけで昼食です。弁当!