読書メーターまとめ(2018年12月)

12月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1091
ナイス数:9

リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください--井上達夫の法哲学入門リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください--井上達夫の法哲学入門感想
時事問題と絡めた第1部はともかく、思想がメインとなる第2部はかなり難しく(というより自分の興味がそこにないため)、きちんと読み込めていないような。しかし、これを読むべきは世間やマスコミで所謂「リベラル」と呼ばれている人なんでしょうけど、そこに届いていない感じが歯がゆいというなんというか。
読了日:12月30日 著者:井上 達夫
選曲の社会史  「洋楽かぶれ」の系譜選曲の社会史 「洋楽かぶれ」の系譜感想
DJ、店舗BGMの選曲者に焦点を当てた第1部は面白かったのですが、それ以降は日本人ミュージシャンがどのように洋楽を摂取したかがメインとなってしまっているように思えました。例えば細野晴臣の音楽の受容を枕に店舗BGMの選曲をメインにした方がいいと思うのですがそれが逆になっていたりして、選曲というよりも「洋楽かぶれ」の方が前面に出てきているように感じられました。あと著者が横浜生まれのためか、本の半分が横浜本牧の話になっていて、それもタイトルと内容がかみ合ってない印象を受ける原因なのかも。
読了日:12月26日 著者:君塚洋一
完本 美空ひばり (ちくま文庫)完本 美空ひばり (ちくま文庫)感想
美空ひばりの生い立ちから国民歌手(と言っていいのかしらん)になるまでを追ったルポルタージュですが、戦後史とひばりの足跡を重ねているだけでなく、大衆のひばり受容に対する「進歩派知識人」への批判は現代にも通じるところがあると感じました。あと、読んでいると美空ひばりの曲が聞きたくなります。
読了日:12月15日 著者:竹中 労
日本代表とMr.Children日本代表とMr.Children感想
サッカー日本代表にもMr.Childrenにも思い入れのない人間ですが、面白く読めました。日本代表とMr.Childrenを補助線にして平成という時代を見ていくと「どんどんと内向きになっていった時代」という風に思えてきます。あと『終わりなき旅』がアスリートにものすごく人気があることを知りました。
読了日:12月04日 著者:宇野維正,レジー

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