私を構成する9枚解説(1)
少し前に流行っていたものの解説を今ごろやるのである。ちなみに私が選んだのは以下のツイートを参照。
9枚は少ないようで意外と多かった。大学時代に聞いたものが多め。ナナシスはオチではなく、CDを最近買ってるので……(ゲームはまぁ、まぁ、そうね)。 #私を構成する9枚 pic.twitter.com/ok2Y0DlRSg
— unterwelt (@unterwelt) 2016, 1月 27
T-SQUARE『IMPRESSIVE』(1992年)
小学生のころ聞いていたのはT-SQUAREでした。なんで小学生がフュージョンなんて聞いていたかというと、前年からF1を見ていたからです。
なおCDを買っていたのは兄です(当時小学生)。
で、『TRUTH』はそんな名曲とは思わないのですが、それはともかくF1を見てなければ(そして兄がCDを買わなければ)フュージョンなんて聞かなかったと思うのです。
T-SQUAREは『B.C.A.D』まで聞いていましたが、いちばん最初にアルバムで聞いたのが『IMPRESSIVE』なので選びました。好きな曲は1、3、6。ベタだなぁ。
2.the pillows『LITTLE BUSTERS』(1998年)
さて、小学生のころはT-SQUAREばかり聞いていた私がいわゆるJ-POPを聞くようになったきっかけは、中学生の頃に起こった第三次声優ブームでした。正確には第三次声優ブームを受けて兄が買い始めた『オリコン・ウィーク The Ichiban』。世の中にヒットチャートがあるという事をこれで知ったのでした。ちなみに最初に買ったCDは田村直美『地上に舞い降りた天使たち』でした。次がスピッツ『涙がキラリ☆』。
で、このまま行けば普通にJ-POP(当時はそんな言葉なかったが)を聞く健全な中学生だったのですが、NHK-FM『ミュージック・スクエア』(DJ:中村貴子)を聞き始めて一気にマニアックな方向に流れてしまうのでした。それにしても何がきっかけで聞き始めたんだろう。で、聞き始めた時のオープニングテーマが↓
エンディングテーマが↓
ラジオを聴くことで能動的に音楽を聴くようになりました。しかし弊害も大きく
- ラジオが平日21:00~22:35なのでドラマを見なかったから、周りと話が合わない。今でも同時代の人と話がほとんど合わない
- 当時猛威を振るっていた小室哲哉プロデュース作品を猛烈に嫌うようになる。理由はヒットしてるから、と、バンドじゃないから。
- というか、音楽の話も微妙に合わない。中学生でサニーデイ・サービス『愛と笑いの夜』がいいとか言ってたらそりゃ合わない。
という事態になってたのでした。ちなみにラジオは他にも土曜日は文化放送の深夜ラジオを、日曜日は中島みゆき『お時間拝借』を聞いていたのですが、一方でテレビのバラエティ番組は見てなかったので、『ごっつええ感じ』の話を振られると固まる人間になりました。一回も見たことないぞ、あの番組。
中学生のころによく聴いていたのはMY LITTLE LOVER『evergreen』、エレファントカシマシ『ココロに花を』なんですが、CDがないのであげませんでした。
閑話休題。
the pillowsを知ったのもやっぱり『ミュージック・スクエア』でした。最初に聞いたのは『ストレンジ・カメレオン』ですが、当時の私は「6分もあるテンポの遅い曲」が嫌いだったので、この時はあまり好きではありませんでした。その後『Swanky Street』でいいと思って、とどめが『彼女は今日、』。これがラジオのエンディングテーマになって2か月流れたのです。2か月流れれば好きになり、この曲が入っているアルバムを買ったのです。
この頃は好きなバンドではありましたが「一番」ではなかったと思います。
しかし、その後『ONE LIFE』『ハイブリッドレインボウ』『アナザーモーニング』と傑作がボンボン飛び出して、一気に好きなバンド1位になるのでした。そしてミスチル、スピッツ、ウルフルズと当時ヒットしていたバンドのリコメンドがついたアルバムが『LITTLE BUSTERS』である。捨て曲なし、全部名曲。高校時代はピロウズばかり聴いていたように思います。でもライブに行ったのは社会人になってからでした。
ピロウズと言ったら『フリクリ』も欠かせませんね。『エヴァ』なんかよりよっぽど面白いだろうに。あ、あと本谷有希子さん芥川賞受賞おめでとうございます。
ここまでで約2000字なので大学時代編は次回になります。