ミリシタTC雑感。もしくはTCは人気投票なのかどうなのか
ミリシタTC、お疲れさまでした。
私はひなたPなので「おとぎの国の少女役」にほとんど投票していましたが、暫定結果は以下の通りです。
今から思うと雪歩Pが誕生日一斉投票をしてから間を置かずに一斉投票すれば違ったのかもしれませんが*1、これは結果論ですね。
そもそも私は正月のひなたP一斉投票以降はTCに深く関わることを止めてしまいました。それは一斉投票で差が思っていた以上に詰まらなかったこともありますが、それ以上に同日に桃子Pが行った一斉投票の結果を見て、企画自体に疑問が出てきたからです。
- ひなた一斉投票 1時間で約75000票
- 桃子一斉投票 30分で約110000票
これを見て思いました。「桃子の人気は高いのは知ってるけど、なんでこんな勢いが違うのだ? これって人気投票と同じじゃないのか」
そう思ってしまうと企画自体に乗れないし、深入りすればするほど作品ごと嫌いになると思ったので「投票はするが深入りしない」というポジションにおりました。で、TCについて考えていました。
TCは人気投票か否かに関する個人的な考え
TCは人気投票か否かと聞かれたら、現状ではこう答えると思います。
- 純粋な意味での人気投票ではない。
- ただ人気投票にかなり近いと思われても仕方ない
まず1について。
今回「孤島サスペンス:女主人役」で千鶴さんがトップを取っています。しかし女主人役を争っている千鶴さんと伊織では後者の方が総得票数が多いのです。もし人気投票なら伊織が役を勝ち取っているはずです。
また「近未来アウトサイダー:アマリリス役」ではエミリーと杏奈が争っていましたが、終盤まで総得票数では杏奈の方が多かったにも関わらず、トップにいたのはエミリーでした。
そのためTCが純粋な意味での人気投票でないのは事実と言えます。
しかし各陣営の戦い方が「コンベンションセンターやdiscordなどで投票先を一本化して、票を積み重ねていく」となれば、「どれくらい担当Pがいるか」という数の問題が結果に影響を与えるのは避けられないでしょう。
この戦い方が1位を取るのに最も合理的なのですが、これって担当Pが少ない陣営が「あえて」取る戦法、言っちゃ悪いですが「弱者の兵法」のはずなんですよ。ただ、1位を取るのに合理的であるがゆえにどの陣営も使ってしまい、結果として人気投票と同じと思われてしまう要因になっているのではないでしょうか。
そもそも役に合ったアイドルを投票する企画ならよっぽどのはまり役が来ない限り投票先が分裂して当たり前のはずです。しかし実際はそうなってないし*2、投票先の一本化が疑問視すらされていないのが現状ではないでしょうか。この時点で企画意図と実態がずれているのではと思えます。
浮動票に関する個人的な考え
もっとも浮動票というものがありますから、全ての票が担当に行くわけではありません。しかし浮動票が重要な意味を持つのはどの段階でしょうか。
まず大きな浮動票を持っているのはこのパターンになるかと思います。
- 企画自体に興味ない人
- 担当のトップ通過がほぼ確定している人
- 担当がトップになれないことがほぼ確定している人
まずは3です。自分の担当がトップになれないとしたらどこに投票するか。私だったら「1位と2位が激しく競っている投票先のどちらか。できればTA、TBに出てない方」に入れます。なぜなら単純に祭りとして面白いですし、まだ出てない方に勝ってもらって、自分の投票が結果に影響を与えたと思いたいからです。
そうなると勝負の土俵に上がってなければ浮動票を多く取得できる可能性は低いと推測されます。
1の人のパターンは読めません。ただTwitterで「ダイマした陣営に入れます」とあるところを見ると、3と同じパターンではないかと思います。
では2のパターンはどうでしょうか。おそらく今回はトップに立っていても票をため込んでいるPもいたのではないでしょうか。なぜなら前回、志保が92000票を逆転されるという事態がありました。
そうなると「何が起こるか分からないので、浮動票とせずに票を保持した方がいざというとき対応できる」という選択を取るPもいたのではないかと思います。となると、765ASの参戦も加わって浮動票というのは思ったほど多くないのではと考えています。
あとは「#茜ちゃん絶対島流しにしてあげるからね」みたいにtwitterのトレンド1位になるとか、「ストロングおゼロ」とか「恋心ブッパレード」みたいなパワーワードが生み出される陣営には多く集まる可能性もあります。ただこれは博打みたいなもので、再現性はありませんし、下手をするとアイドルの魅力を損ねてしまう恐れもありますので除外します。
現状についての私なりのまとめ
というわけで自分の考えとしては以下の通りです。
- 投票を一本化して票を積み上げる時点でPの多寡が勝負に影響する。
- 浮動票が大きな意味を持つのは終盤の競った時点なので勝負の土俵にいないと恩恵があまりない。
- そうなると担当Pが多いアイドルが有利になるから結果として人気投票に近くなるし、人気投票と思われても仕方がない。
で、私としてはこんな企画無くなっていただいて全く問題ないのですが、これでは負け犬の遠吠えになるのでルール改定するならどうするか考えてみます。
TDに向けたルール改定案
1.TA、TB、TCで1位になったアイドルは対象から外す
利点
- 役を獲得してないアイドルに確実に役が回る。
欠点
- 担当Pからの不満が絶対に出る。
- 役を獲得しても「お情けで役を獲得したアイドル」とみられる可能性がある。
- 私が担当に投票できない
というわけで、この案は難しいと思います。私が運営ならこんな大多数のPを敵に回す案は「商売のことを考えろ」と言って却下する。
2.役を増やす
利点
- 役を獲得してないアイドルに役が回る可能性が高い。
欠点
- 人気投票になる可能性は否定できない。
- 人数を増やす場合、7人ステージとか実現できるのかという技術的な問題がある。
- 企画を増やす場合、メンバーが決まったイベントを何か月もやることになり、特に担当も推しもいないと飽きる可能性がある。
というわけで、自分の中では1,2は難しいと思います。私としてはこういうのを提案してみたい。
3.投票先に制限を与える。
総投票券を765枚としたら、最初にそれを全部渡してしまう。ただし「1アイドルへの投票は100枚まで」としてしまいます。これは「1アイドル」に対してなので、おとぎの国の配役でやるとこうなります。
- 「少女役ひなた:100枚」→可能
- 「少女役ひなた:50枚 オオカミ役ひなた:50枚」→可能
- 「少女役ひなた:100枚 オオカミ役ひなた:100枚」→不可
そうなると強制的に浮動票が665票となるので、担当の多寡が勝敗に与える影響を少なくなり、むしろ浮動票を如何に獲得するかへとゲームのルールが変更になるのではないでしょうか。もっとも浮動票が多くなれば
- コミックなどで露出が高いキャラに投票が入り、ますます人気投票になる可能性
- 宣伝がインパクト重視に偏る可能性
が発生するかもしれませんが、ほとんど担当にしか票がいかない現状よりはマシではないかと。
なお担当に100票投票してあとは死に票とするPがでてくるかもしれませんが、例えば「765票使い切ればPSP5個+10連ガチャチケット1枚獲得」というように、使い切ることでインセンティブを発生させれば死に票対策になるのではないかと思います。
と書きましたが、自分の担当に投票券を入れたいという人がほとんどだと思うのでものすごく反発が予想されますし、この形式ではイベントを走ったり有料ガチャを引くメリットが全く無くなりますので、運営がこの方法を取るとは思えません。誰が浮動票のためにイベントを走ったりガチャを回すね。
まとめ
「TCは人気投票ではない。配役投票だ」というのであれば、そういう幻想を参加者が持ってないとダメだと思うんですよ。で、そういう幻想を担保していたのがTAにおける「用心棒役」や「悪徳組長役」の結果だと思うのですが、3回もやってれば幻想にも賞味期限が切れてしまうのではないかと。だったら運営がそういう幻想を新しく作らないといけないはずなんですよね。
で、次回も同じルールで投票企画をしても、最初から醒めてしまうPが出てくるでしょうし、私自身がぶっちゃけ醒めているのです。ただそれだと詰まらないので、次やるなら何らかのルール改定はすべきじゃないかと思います。
まぁそれ以前に
やってる方が消耗する企画、そもそも企画として正しいの?
という疑問がありますが、そこまで突っ込むと話がこんがらがるので疑問のままにとどめておきます。投票することだけがPのやることではないし、趣味で消耗する必要はないですからね。
以上です。