リバーンしたのは俺のミリオンライブへの情熱、またはミリオン7thRで考えた事

THE IDOLM@STER MILLION LIVE ! 7thLIVE Q@MP FLYER! ! !  Reburn』にライブビューイングで両日参加しました。 公式のセトリは以下参照。

idolmaster-official.jp

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事前のテンションはあまり高くなかった。これは緊急事態宣言で会場の映画館がやるのかやらないのか判然とせず、ライブに向けて高まるという感じでなかったからというのはある。ただ、そもそも昨年のライブ中止以降の展開にガッカリすることが多く、コンテンツに対する熱意もあまりなかった。義務みたいな感じでイベントは30,000Pまでやってたけど。

 

そんな醒めた感じでLV会場に向かったのですが、終わってみればすごいライブだった。と、同時に俺はこのコンテンツの事をよく分かってなかったと思わせられた、そんなライブだった。

 

本来なら各日のセトリを振り返りつつ色々書くべきなんだろうけど、あいにくそんな記憶力は持ち合わせてないので、印象に残ったところといろいろ考えたことについて書く。

 

1日目の『Melody in scape』

ライブで聞きたいとは思っていたですが、5thでオリメンいたのにやらなかったから期待してませんでした。まさかやるとは。感極まってしまって記憶が飛んでる。

なんというか「何度オーディションに落ちてもアイドルになるのをあきらめなかった少女」と「友人とオーディションを受けて自分だけが受かってしまった少女」が歌っていると思うといろいろと沁みる。

期待してなかった『チュパカブラ』が存外に良かった

『Do the IDOL!!~断崖絶壁チュパカブラ~』はミリシタ感謝祭で聞いた時「これどう考えても一発ネタだよなぁ」と思ったので何もわざわざやらんでもという気持ちだったのですが、映画館で重低音を浴びるうちに評価が変わりました。これは生で聞いた方が絶対に楽しい。

期待してなかったMTW曲が存外に良かった

ミリオンに対するテンションが低いという話は書きましたが、理由の一つにMTW曲に乗れなかったからというのもあります。だからブログでもツイッターでも「MTWが微妙だ」と書いてきたし、「MTWの評価が低いのはライブでやってないから」という意見にも懐疑的だったのですが、ライブ見た結果過去の発言を撤回します。

その中でも『dans l'obscurité』と『Cherry Colored Love』が特に印象深かった。特に前者は伊藤美来さんと夏川椎菜さんがいるからというわけでもないけど、生で見たらこんなキレッキレなのかという驚きがあった。

観客有でライブをすることについて

「ミリオンはライブしてナンボなんだから、もう観客無しのオンラインライブでもいいからやれよ。他のところやってるのに、なんでやらないんすか」という気持ちがずっとあって、そういうところもコンテンツへの熱が下がっていた原因ではあるのですが、改めて思ったのはオンライン無観客ライブではこの熱は出せないのではないかということでした。

これについて考えていて、ふと思い出したのは今は解散した第三舞台という劇団の命名の由来でした。

「まず第一舞台がありまして、それはスタッフとキャストが力を合わせた舞台のこと。第二舞台は観客席。第三舞台は、第一と第二の舞台が共有する幻の舞台。劇団の自己満足に終わらず、お客さんが付き合いで来ているだけでもない、最上の形で共有する舞台、ということで第三舞台と名付けました。(鴻上尚史/早稲田演劇新聞1981.VOL7)

ミリオンライブのライブとはただ演者のパフォーマンスを観るだけのものとは違うのではないか。というより、ライブというものがステージの観客と客席の観客が共有するものだとしたら、無観客ライブは「ライブ」ではないのではないか。だから頑なに観客有にこだわったのではないかと思ったのです。

もっともコロナ以前ならいざ知らず、今のご時世にこれはかなり危うい戦略ではありますが。

まとめのようなもの

いろいろと書いてきたけど、ミリシタから入ってもうすぐ4年経ちますが、俺はミリオンライブのことをよく分かってなかったのではと思うんですよね。演者のパフォーマンス力であるとかライブへのこだわりであるとか。そういう意味でリバーンしたのは自分の中のミリオンライブへの情熱なのかなと思うわけです。

端的に言ってとてもいいライブでした。