私を構成する9枚解説(2)
の続き。大学生編です。大学時代は本当にしんどくて、今でも付き合っている友人はいるし、いい思い出もありますが、自分がなんでここにいるんだろうという感覚がずっとあって、結構きつかったです。
くるり『ワールズエンド・スーパーノヴァ』(2001年)
くるりはデビューから知ってました。というのも『東京』がミュージック・スクエアのエンディングテーマになっていたからです。ただ、この頃はそれほど好きでもありませんでした。
聴くようになったのは大学の先輩が「『ワンダーフォーゲル』がいい」というようなことを話したからですね。2000年か2001年くらい。
この曲でようやく打ち込み嫌いがなくなったように思います。つまり小室サウンドが嫌いだったので、打ち込みの曲も好きではなかったんですよね。
で、『ワールズエンド・スーパーノヴァ』。「音楽で救われる」なんて言葉はあまり使いたくないのですが、しんどかった時に助けになったのはこの曲でしたので外せません。
くるりでは『ロックンロール』もいいです。好きなアルバムは『アンテナ』。
スーパーカー『HIGHVISION』(2002年)
スーパーカーはデビューから知ってました。というのも『Lucky』がミュージック・スクエアのオープニングテーマだったからです。1stアルバムも買いましたが、長くてあまり聞かなかったです。3rdまでは。
聴くようになったのは4thアルバムの『HIGHVISION』から。このアルバムから聴きやすさがグンと良くなったと思います。あとは、なんといっても曲がいい。『Strobolights』はシングル盤よりアルバム盤の方が断然いいですし、『Yumegiwa Last Boy』もありますし。次の『ANSWER』も良かったのですが、それで解散してしまったのが残念です。
アニメ的には『交響詩篇エウレカセブン』で使われた『STORYWRITER』ですかね。あれは1話タイトルの『ブルーマンデー』と一緒に驚いたものでした。
Underworld『One Hundred Off』(2002年)
Underworldを知ったのはくるり『TEAM ROCK』がきっかけでした。で、最初に『born slippy nuxx』を聴いたのですが、これはあまりいいとは思わなかったのです。そんなパターンばかりだな、自分。しかし後述する『EVERYTHING,EVERYTHING』や『Beaucoup Fish』を聴いて認識を改めたのでした。
そして『One Hundred Off』というか『Two Months Off』!
「音楽で人は救われるんだ」という感覚を持てたのは先ほど挙げた『ワールズエンド・スーパーノヴァ』とこの曲のおかげだと思います。どちらもダンスミュージックだと考えると、精神的に参ったときは踊れということなのかしらん。
このアルバムを聴いてUnderworld見たさにフジロック初日にまで行ってしまったので、そういう意味でも外せない1枚。フジロックは雨だったけどな。『けいおん‼』のフェス回を見ながら「晴れやがって、友達と一緒に行きやがって……」とどうにもならない呪詛を振りまいていたのでした。
YouTubeはショートバージョンですが、アルバムに収録されているロングバージョンの方が断然いいです。
Underworld『EVERYTHING,EVERYTHING』(2000年)
『born slippy nuxx』にピンと来なかったと書いた私でしたが、ライブ盤を聴いて曲の良さが分かったのでした。DVDも持っていますがCDの方をよく聴いていたのでこちらを選出。
ライブ盤を選ぶのは邪道のような気もしますが、しかし曲によってはスタジオ盤よりも良かったりすると思うのです。
大学時代はここまで。あと、この頃を語ろうとすると雑誌『snoozer』は欠かせません。今の自分はあの雑誌の思想とかに否定的ですが、影響は受けているんじゃないかなぁと思います。自分語りが無駄に長いところとか。