6/16みちくさ市出店報告

6/16に開催されたみちくさ市に出店しました。わめぞの皆様、大家さん、来てくださったお客様、ありがとうございました。

 

当日は暑かったのでアイドルマスターミリオンライブ!×新日本プロレスコラボマフラータオルを持って行ったのです。ところがトイレに行く途中に首から落ちてしまい、どうしたものかと思っていたのですが、拾っていただいたどなたかが池田ビルの入り口辺りに引っ掛けてくれました。無事に戻ってきたのも親切などなたかのおかげです。本当にありがとうございました。

 ※コラボマフラータオルについては以下参照のこと。

shop.asobistore.jp

で、今回売れた本は以下の通り。

  1. 音盤時代の音楽の本の本
  2. 僕たちのインターネット史
  3. 政友会と民政党
  4. ハムレット役者
  5. 自転車の文化史
  6. 総特集 岡崎京子
  7. フリースタイル Vol. 30
  8. 思想の運命
  9. 夕凪の街 桜の国

計9冊、2500円の売上でした。まぁ、いつものみちくさ市の売上でした。

それにしても当日は暑かったです。私が出店した池田ビルは屋根みたいなものがありましたが、それでも風がないせいか途中で気持ち悪くなったりしたのでちょっとキツかったです。

次の出店は未定です。

読書メーターまとめ(2019年5月)

5月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1442
ナイス数:18

「しがらみ」を科学する: 高校生からの社会心理学入門 (ちくまプリマー新書)「しがらみ」を科学する: 高校生からの社会心理学入門 (ちくまプリマー新書)感想
ピグマリオン効果」や「予言の自己実現」といった理論の説明を通して社会がどのようにできるか、どうしていじめが無くならない(もしくは無くなるのか)といったことを解説。社会心理学の入門といった感じ、まぁ副題にもある通り入門書なのだが。
読了日:05月30日 著者:山岸 俊男
父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。感想
邦題は盛りすぎな感じもしますが、面白かったです。個人的には債務がなぜ必要なのか、そして経済における国の役割といったところが興味深かった。ただ最も大事なのは「誰もが経済についてしっかり意見を言えることこそ、いい社会の必須条件であり、真の民主主義の前提条件だ」(P.4)という箇所。大半の人の生活は経済というものに左右されてしまう以上(左右されないのはお金持ちくらいでしょ)、経済について勉強することは大事なのだと改めて思った。
読了日:05月26日 著者:ヤニス・バルファキス
「読まなくてもいい本」の読書案内 (ちくま文庫)「読まなくてもいい本」の読書案内 (ちくま文庫)感想
20世紀半ばから「知のビッグバン」と形容するしかない変化が起きているとして、その原動力となっている複雑系脳科学ゲーム理論、進化論の本や理論の紹介から、今後どのような社会になるかまでを書いている。人文系出身なのでフッサールヘーゲルをバッサリ切られるのは複雑ですが、「ここまで科学で分かってるのに、意識の哲学的考察なんて意味あるのか」と思うこともあるので、人文科学者ほどこの本と紹介されてる本を読んで自分たちは今後何をなすべきか考えるべきかと。
読了日:05月18日 著者:橘 玲
まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのかまぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか感想
人間は確率やリスクがキチンと分からない。あるリスクは過大評価するが、別のリスクは過小評価したりする。また、起きてしまった結果だけで判断したり、出した結果が運なのか実力なのか分からなかったりする。そのようなことが書いてある、はず。どこまで理解して読めているのか分からないが、そういうことを頭に入れておくだけでもいいのかなと思ったりする。あと『ファスト&スロー』は読んだ方がいいのか、やっぱり。
読了日:05月12日 著者:ナシーム・ニコラス・タレブ
実務家ケインズ―ケインズ経済学形成の背景 (中公新書)実務家ケインズ―ケインズ経済学形成の背景 (中公新書)感想
ケインズ経済学の背景を本人の実務経験から考察するという本で、私はケインズが実業家であった事すら知らなかったので面白かった。不確実性や期待、貨幣愛への考察や「経済学はモラル・サイエンスである」という言葉は後の行動経済学にもつながるのかなと思ったり。あと、過去に口汚く罵った政治家でも政策が正しいと思えば支持するといった、イデオロギーよりも実際の政策を優先するところに最も実務家らしさを感じました。
読了日:05月05日 著者:那須 正彦

読書メーター

読書メーターまとめ(2019年4月)

4月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1378
ナイス数:9

1971年の悪霊 (角川新書)1971年の悪霊 (角川新書)感想
1970年代に生まれたのは何かを若者文化の考察から紐解いていく。それは「社会に対する不満」であったり「現状を破壊しようとする衝動」であったりするけど、それが実際に社会を変えたかというとそうではないという。第1章で高校の職員室を封鎖した学生と、教師と交渉し制度を変えていった学生は別だったと書いてありますが、結局のところ、何かを改善するのは折り合いをつけつつ、地味な交渉を続けることであるという話でしかないのかもしれません。
読了日:04月25日 著者:堀井 憲一郎
NHKブックス(1071) ロックを生んだアメリカ南部 ルーツミュージックの文化的背景NHKブックス(1071) ロックを生んだアメリカ南部 ルーツミュージックの文化的背景感想
プレスリーから始まりブルース、ジャズ、ゴスペル、カントリーを通ってボブ・ディランで終わる。生まれた音楽のほとんどに教会(教会音楽)が関わっており、教会を知らないとアメリカ文化や音楽を理解しえないのではと思わされた。あと純粋な「ジャズ」や「カントリー」なんてものは存在せず、文化というのは雑種なんだなぁ、と。
読了日:04月17日 著者:ジェームス・M. バーダマン,村田 薫
ロッキング・オンの時代ロッキング・オンの時代感想
ロッキング・オン創刊メンバーによる回想記。この手の話は恨みつらみに満ちたドロドロしたものになりそうですが(偏見か)、著者が年を取って丸くなったのか、もともとそういう性分なのか、サラッとしていて読みやすくもあり、そこが物足りなくもあり。同じく創刊メンバーの岩谷宏氏がロッキング・オンを離れてからパソコンに向かったというのは、カウンターカルチャーとPC文化のつながりを感じさせる。しかしこうなると渋谷陽一が書いた回想録を読みたくなるが、書かないんだろうなぁ。
読了日:04月10日 著者:橘川幸夫
コラムは歌う―エンタテインメント評判記 1960~63 (ちくま文庫)コラムは歌う―エンタテインメント評判記 1960~63 (ちくま文庫)感想
1960年~1963年に書かれた映画評やテレビ評をまとめたもの。個々の作品についてはともかく、「"さんざん世話になり、売り出してもらっておきながらフリーとは何ごとぞ""ようし、もうあいつ、村八分だ"というせまいリョウケンである」(P.470)という文章だったり、エロを巡る検閲の問題だったり、現在でも同じような問題があって、同じようなことを言っている人がいることを考えると、何も変わってないのだなぁと思ってしまう。
読了日:04月05日 著者:小林 信彦

読書メーター

imas_MORをやってるのだから楽曲のサブスクに配信を希望する

THE IDOLM@STER MUSIC ON THE RADIO』を聞いていると、アイマスがサブスク配信をしていないのはもったいないなぁと思います。

私はミリシタとシャニマスをやっていますが、他のシリーズにもいい曲があるのだなぁと思っても手軽にアクセスできる手段がない。YouTubeに上がっているのは試聴動画ばかりなので物足りない。

今のところアイマスの楽曲をフルで聞こうとするとこうなるかと思います。

  1. CDを買う
  2. CDをレンタルする
  3. ダウンロード販売で購入する
  4. アップロードされている曲を聞く

まぁ4は論外として、今まで触れていないゲームの曲を聞くのに1はハードルが高いと思いますので、2と3が妥当なところでしょう。

しかし2のCDレンタルについてはレンタルショップの減少、3のダウンロード販売サブスクリプションサービスの伸長のあおりを受けて撤退のうわさが出ているのが現状です。

www.phileweb.comiphone-mania.jp

tech.nikkeibp.co.jp

japanese.engadget.com

そういう事情を考えると遅かれ早かれサブスク配信の解禁は避けられないのではないかと思います。

ただサブスク配信が受け入れられるのかという疑問もあったり。

まずオタクは「コンテンツにお金を出したい」という人が多いと思います。しかしサブスクはコンテンツではなくサービスにお金を払うため、オタクとの相性が悪そうだなぁというのがまず一つ。

あとはサブスクは所有ができないという問題があります。レコード会社が配信を引き上げてしまったら聞くことができなくなるというのは、ピエール瀧逮捕でも問題になりました。

togetter.com

で、オタクというのは所有欲が高い人が多いだろうから、サブスク配信されてもCDを買う人は多いだろうし、そうなるとわざわざサブスク解禁しなくてもいいという論調になりそうです。

とはいうものの、やっぱり楽曲へのアクセスのしやすさは大事だと思うのです。そうなると今後は手軽に聴きたい人のためにサブスク配信、作品を所有したい人向けにCDを出す。またはサブスクには楽曲のみ配信、CDには楽曲に加えてドラマパートも付けるとすれば、サブスクで曲を聴かせて興味を持たせたあとに、CDでキャラや世界観を深く知らせることで沼に落とす、というやり方も可能でしょう。

そういうわけでアイマスがサブスクに解禁される日を待ちつつ、プロデュース業にいそしみたいと思います。

 

読書メーターまとめ(2019年3月)

3月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:469
ナイス数:3

食味風々録 (新潮文庫)食味風々録 (新潮文庫)感想
食にまつわる随筆だが、老年期になった著者の思い出や感情も入っていて面白かったです。個人的にはビールのネーミングに関する愚痴(?)と「『万金の使えない僕たちは別の安くて旨いものを探すから』などと言っていたら、ほんものの美味へたどり着くのは難しいだろう」(P.296)という文章が印象的でした。そういう姿勢でいるからなのか、阿川氏はグルメだなぁとも思いました。
読了日:03月21日 著者:阿川 弘之
ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ] マインドフルネス (ハーバード・ビジネス・レビュー EIシリーズ)ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ] マインドフルネス (ハーバード・ビジネス・レビュー EIシリーズ)感想
マインドフルネスとは自分の心をオープンにして物事を一方的な見方ではなく、多面的に見ることなのかなぁと思いました。で、瞑想はそのための手段であると。
読了日:03月08日 著者: 

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3/17みちくさ市出店報告

3/17のみちくさ市に出店しました。わめぞの皆様、大家さん、来てくださったお客様、ありがとうございました。

 昨年6月以来の一箱古本市の出店でしたが、久しぶりに出たためか売上も良かったです。天候もなんだかんだで15時くらいまでは持ちましたし、心配された雨も一瞬で終わってしまったのでホッとしました。今回は屋根がある場所での出店でしたが、風のせいで雨が吹き込む可能性があったので気が気でなかったのです。

で、今回お買い上げいただいた本は下記の通りです。

  1. 別冊 ツックル
  2. 鬼才 五社英雄の生涯
  3. 松岡正剛の書棚
  4. 戦後文学放浪記
  5. 私の小さな古本屋
  6. ボクたちはみんな大人になれなかった
  7. ナガオカケンメイの考え
  8. 演劇とは何か
  9. ユリイカ 2009年8月号
  10. イエローバックス
  11. ユリイカ 2016年11月号
  12. Spectator Vol.33
  13. 二〇一二
  14. 獄中記
  15. そしてみんな軽くなった
  16. 乙女ループ
  17. リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください

計17冊、4100円の売上でした。

次回の出店は未定ですが、6月か秋くらいに出店できればなぁ、と。

 

読書メーターまとめ(2019年2月)

2月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1124
ナイス数:9

自転車の文化史 (中公文庫)自転車の文化史 (中公文庫)感想
自転車の発明から日本への輸入、国産品の開発から戦争をはさんで現在(といっても80年代までだが)への歴史を書いた本。自転車という日用品にも歴史があり、世界情勢などに翻弄されていたことが分かる。
読了日:02月12日 著者:佐野 裕二
ロックミュージックの社会学 (青弓社ライブラリー)ロックミュージックの社会学 (青弓社ライブラリー)感想
ロックを成立させる価値観として「アウトサイド」「アート」「エンターテイメント」という3つの指標を上げ、1960年代の対抗文化によって指標のバランスが取れていたのが、対抗文化の勢いがなくなることで細分化や拡散、拡張が進んだと理解。日本ではこれらの指標をロックではなくフォークが受け持ってしまった、と。海外を目指さなくなった結果、日本のロックが成立したというのは皮肉だなぁ、と。
読了日:02月09日 著者:南田 勝也
ポップス イン ジャパン―“ロック”を超えるミュージシャンたち (新潮文庫)ポップス イン ジャパン―“ロック”を超えるミュージシャンたち (新潮文庫)感想
1989年~1991年に日本のミュージシャンの雑誌連載インタビューをまとめたもの。時代背景がよく分からないから仮想敵となっているものが分からないし、「歌謡曲vsロック」とか「日本人が海外のロックやポップをやる意味」というのも音楽を作っている人はともかく、自分が興味ないから何だか流し読みで終わった感があります。フリッパーズ・ギターの2人が「『カム・トゥゲザー』っていうけど、アリスの『ハンド・イン・ハンド』とあまり変わらないような」「お前なんかと一緒に行きたくないって」の出典ってこのインタビューだったのね。
読了日:02月06日 著者:萩原 健太
戦後文学放浪記 (岩波新書)戦後文学放浪記 (岩波新書)感想
『戦後文学放浪記』という書名だが、著者の自叙伝という方が正確かもしれない。作家になるまでから『海辺の光景』までの話は面白いのですが、それ以降になるとだれているというか緊張感がなくなっている感じがして、福田和也が『作家の値打ち』で書いていたことは的を得ていたのではと思う次第。
読了日:02月02日 著者:安岡 章太郎

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